19歳。
4月にカタール・ドーハで開幕・新カテゴリーMOTO2クラスで優勝。
千葉県出身の期待の星が、5日、サンマリノGPで散った。
レーサーである以上、常に死と隣り合わせで仕事をするのは、覚悟の上だろう。
アマチュアレースをやっていた僕でもレースの時は同じだった。
走ってる最中は忘れてしまうけど。
富澤 祥也はポケバイを経て、高校進学後も「学業をおろそかにしない」という両親との約束で、全日本ロードレースに参戦し、結果を残し 去年から世界選手権のモトGPに登りつめた。
19歳で息子に死なれた親の心境を思うと胸が締め付けられる。
僕自身、最近 近い身内が他界したので、死に対する思いが少々過敏になってはいるが…。
けど、もし祥也が今、両親に言葉を伝える事ができるのであれば、きっと「大好きな事を、目一杯やらせてくれて有り難う。」
と言うに違い無い。
過去、未来の世界GPの歴史から見れば…
ほんの一瞬だったかもしれないが、彗星の様に輝いた、富澤 祥也。
ご冥福を祈ります。